車載モニター
病気やけがをした人の体の状態を確認することが出来ます。
いろいろなセンサーを体に取り付けることで、
脈拍→心臓の動きの速さ
血圧→血が血管を流れる強さ
サチュレーション→血の中にある酸素の量
心電図→心臓の動きのリズム
を見ることができます。
ストレッチャー
けがをした人や急な病気の人を、病院へ搬送する時に使う担架です。
患者さんの様子にあわせて、高さやかたちを変えることが出来ます。
人をのせたら、ストレッチャーから落ちないように、胸と足をベルトでしっかりと固定します。
ストレッチャーは、体重が160キログラム位までの人なら乗せることが出来ます。
足を折りたたんでそのまま救急車にのせることが出来ます。
階段搬送用器具
けがをした人や急な病気の人を、階段を利用して降ろすときに使います。
体が痛くて、担架に寝ることが出来ない人も、座った状態のまま搬送できます。
車椅子と同じように、座ったまま押して使うことも出来ます。
階段も安心して、降りることが出来ます。
陰圧式固定器具
骨が折れてしまった時、病院へ搬送するまでの間、折れた部分が動かないように固定するための器具です。
ビーズの入ったマットを骨折した部分に巻き、ポンプで中の空気を抜いていくと、マットが硬くなり固定されるようになっています。
骨折した部分が固定され動かなくなるので、痛みが少ない状態で搬送することが出来ます。
除細動器
突然けいれんを起こしてしまって、止まりかけている心臓に電気ショックをかけて、普段どおりの心臓の動きに戻すための器械です。
学校やスーパーなどに設置してあるAEDと同じような働きをします。
AEDとは・・・
AEDは、AutomatedExternalDefibrillatorの頭文字をとったもので、日本語訳は自動体外式除細動器といいます。
小型の器械で、裸の胸の上に貼ったパッドから自動的に心臓の状態を判断します。もし心室細動という不整脈(心臓が細かくブルブルふるえていて、血液を全身に送ることができない状態)を起こしていれば、強い電流を一瞬流して心臓にショックを与えること(電気ショック)で、心臓の状態を正常に戻す機能を持っています。
器械の電源を入れれば音声が使い方を順に指示してくれるので、誰でもこの器械を使って救命活動を行うことができます。