住宅用火災警報器

住宅用火災警報器を設置しましたか?取り付ける場所は、寝室に供される居室全てと、2階以上に寝室がある場合の階段室、台所です。

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   住宅用火災警報器は、10年を
   
目安に交換をおすすめします!

 

取り付けが義務付けられている所

2階建ての家の断面図イラスト(2階の寝室2つと階段・1階の台所に火災警報器がついており、1階の居間にはついていない)

3階建ての家の断面図イラスト(1階の階段と台所・3階の寝室2つと階段に火災警報器がついている、1階の居間・2階の居間2つと階段にはついていない)注意マークのイラスト7m²(四畳半)以上の居室が5以上ある階には、廊下に火災警報器の設置が必要です。

1つの階に、就寝に使用しない居室が6つあるイラスト(廊下に火災警報器が設置されている)

壁取り付けの場合

壁に取り付けられている火災警報器のイラスト(天井から15~50cm以内に住宅用火災警報器が来るように設置されている) 天井から15~50cm以内に住宅用火災警報器が来るようにします。

天井取り付けの場合

天井に取り付けられている火災警報器のイラスト(住宅用火災警報器の中心を壁から60cm以上離して設置されている) 住宅用火災警報器の中心を壁から60cm以上離します。

はりなどがある場合の取付けは・・・

はり(台所の天井の出っ張った部分など)がある天井に取り付けられた火災警報器のイラスト(住宅用火災警報器の中心をはりから60cm以上離して設置されている) 住宅用火災警報器の中心をはりから60cm以上離します。

エアコンなどの吹き出し口付近の取り付けは・・・

エアコンなどの吹き出し口がある天井に取り付けられた火災警報器のイラスト(換気扇やエアコンなどの吹き出し口から1.5m以上離して設置されている) 換気扇やエアコンなどの吹き出し口から1.5m以上離します。

住宅用火災警報器ってなに

住宅用火災警報器は、火事を感じてブザーや人の声で知らせる装置です。住宅用火災警報器を付けておけば、 夜寝ているときも、24時間火事を見張ってくれます。 住宅火災における100件あたりの死者発生数を比べると、付けていない場合の死者数は6.1人、付けている場合は3.4人です。住宅用火災警報器の効果は高く、消防法により、すべての住宅に付けることになっています。 住宅用火災警報器には煙に反応して音を出して知らせる煙式と、熱に反応して音を出して知らせる熱式があります。

住宅用火災警報器に関してよくある質問

Q1 どこに設置すればいいのですか?

A1 全ての寝室、台所、階段(2階以上に寝室がある場合)に設置してください。

Q2 階段部分はどこに設置すればいいのですか?

A2 2階建なら2階に設置します。

Q3 天井用と壁用とでは、どちらが有効ですか?

A3 それぞれ正しい位置に設置すれば有効性に差はありません。

Q4 取り付ける場所について注意することはありますか?

A4 暖房器具の近くなど燃焼性粒子の発生する場所や、換気扇、扇風機、エアコンの近くへの設置は避けましょう。また、ほこりや虫の多い場所への設置も避けましょう。結露しない場所に取り付けるようにして下さい。

Q5 手入れはどうすればいいのですか?

A5 汚れた場合には、中性洗剤を浸して十分に絞った布で警報器の汚れをふき取って下さい。なお、この時に熱感知部分や煙流入口に触れないように注意してください。

Q6 煙式火災警報器はタバコの煙でも作動しますか?

A6 タバコの煙は、通常の使用であれば天井に滞留しにくいので、火災警報器は作動しません。ただし、狭い部屋や大人数で長時間たばこを吸い続けると作動することがあります。

Q7 煙式火災警報器は調理中の煙による誤作動はしないのですか?

A7 煙式火災警報器を台所に設置した場合で、換気状態が悪い場合や魚などを焼いて大量の煙が発生した場合には、火災警報器が作動することがあります。住宅用火災警報器を台所に設置する場合は、調理の煙が直接当たらない場所を選ぶほか、換気扇を回すようにしてください。台所に設置する場合は、熱式火災警報器を設置することも可能です。

Q8 くん煙式殺虫剤(バルサン等)で煙式火災警報器は作動しますか?

A8 煙式火災警報器はくん煙式殺虫剤の使用などで作動します。これらを使用する場合は火災警報器をビニールなどで覆い、電池式の場合には電池や本体を取り外すなどして対応してください。作業が終わったら、元の状態に戻すのを忘れないようにしましょう。

Q9 NSマークってなんですか?

A9 日本消防検定協会が消防用機械器具の構造、材質、性能などについての試験を行い、技術上の基準に適合した製品に添付されているマークです。NSマークが添付されている製品の購入を推奨いたします。

Q10 住宅用火災警報器の販売場所・価格について教えてください。

A10 住宅用火災警報器は、防災設備業者、電気店、ホームセンター、量販店等で販売されております。また、インターネットで購入できるものもあります。価格は、機種、機能、性能によって違いはありますが、概ね3,000円から8,000円程度です。

Q11 住宅用火災警報器の電源方式には、どんなものがありますか?

A11 AC電源方式(交流)と電池方式があります。 AC電源方式 アダプタ方式 → 住宅用火災警報器についている電源コードをコンセントに接続するものです。 その他 → 直接方式と共通ベース式があります。いずれも電気配線工事が必要です。 電池方式 電池の種類としては、9V型と単3型、リチウム電池があります。

Q12 住宅用火災警報器の電池の寿命はどれくらいですか?

A12 住宅用火災警報器本体の交換の目安は、概ね10年くらいといわれています。住宅用火災警報器は維持・管理が大切です。 古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで、火災を感知しなくなることがあるため、とても危険です。10年を目安に交換しましょう。
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