筒先(管槍)
消防隊が放水する時にホースの一番先につけるものです。筒先や管槍と呼ばれています。
先の部分(ノズルといいます。)を回すことで、放水する水のかたちを変えることができます。
筒先にはいろいろな種類がありますが、現在一番多く使われているものは、「ガンタイプノズル」と呼ばれるピストル型のものです。
消防車からのびているホースに筒先をとりつけて、水をおくってもらい放水します。
水の力はとても強いため、水の力に負けないようにしっかりとかまえます。
ホース
消防車から、火災がおきている場所まで水を送る、とても大事な道具です。
大きさが3つ(左から40ミリ、50ミリ、65ミリ)に分かれていて、火災がおきている場所や、火の大きさでホースを使いわけています。
このように、金具の部分を見てみると大きさの違いがわかりますね。
40ミリ、50ミリ、65ミリというのは、ホースの口径(口の部分の大きさ)の違いです。
ホースの長さは1本20メートルで、遠くで水を出したい時には、ホースをつなげて延ばしていきます。
ホースカー
消防車の後ろに積んである小さなリヤカーです。
この中には、折りたたまれたホースがたくさん入っていて、遠くはなれた場所へ水を送りたい時に、ホースカーを使うことで、楽にホースを延ばすことが出来ます。
ホースカーには8本のホースが入っていて、160メートル先までホースを延ばすことができます。
このホースカーは自動で走行し、時速10キロメートルくらいの速さで動きます。
おおよそ、大人の人が歩く速さと同じくらいです。
耐熱服
油や薬品が燃えている火災など、高温の場所で活動する時に使用します。
高温に耐えられる特殊な素材で出来ていて、防火衣を着ていても近づくことができない場合は、この耐熱服を着て、消火活動を行います。
熱画像直視装置
熱に反応して画像を表示する特殊なカメラです。
視界が悪い煙の中でも、熱に反応したものを画像として見ることが出来るので、このカメラを使って煙の中に取り残された人を探したり、火災を消火した後に、小さな火が残っていないかどうかを確認することが出来ます。