寝ているときに発生した火災は、気づくのが遅れて被害も大きくなり、時には命にかかわる場合もあります。寝室での火の使用は十分に注意し、火災の原因となるようなものを放置しないようにしましょう。
寝具類
布団、シーツは、たばこやストーブの火が触れても、燃えにくい防炎製品を使用しましょう。
防炎布団(左)と非防炎布団(右)に同時着火
着火後25分経過。防炎布団にはほとんど火が出ていません。
たばこ・灰皿
1.吸いがらはこまめに捨て、灰皿はいつもきれいにしておく。
2.吸いがらは、1度水に浸してから捨てるようにする。
3.燃えやすい物のそばでたばこを吸わない。
4.灰皿に火のついたたばこを放置しない。
5.くわえたばこや歩きたばこはやめ、いつも決まった場所で吸う。
6.寝たばこは、絶対にしない。
こたつ
こたつの中で洗濯物を乾かすと、洗濯物が赤熱部に触れて発火する恐れがあります。また、こたつ布団が赤熱部に触れたまま使用すると、布団が焦げて燃え出すこともあります。
掃除の時など、電気をつけたまま立てかけたりせず、少しの間でもスイッチを切るように心がけましょう。
避難口の確保
部屋からの逃げ道が1つでは、いざというときの逃げ道を確保できません。1つの部屋から2つ以上の逃げ道を確保しておきましょう。
いざという時は、すぐに避難・救助ができるように、お年寄りや子どもの部屋は、1階の玄関付近にすると良いでしょう。
電気コード・コンセント・プラグ
1.タコ足配線は絶対にしない。
2.見えない場所のコンセントも定期的に掃除をする。
(ホコリが溜まり発熱して火災の原因となります。)
3.普段使用しない電気製品のコンセントは抜いておく。
4.コードを束ねて使わない。
(コードを束ねた状態で使用すると発熱して火災の原因となります。)
5.コードの上に重い物をのせない。
(重い物が乗っていると発熱して火災の原因となります。)
6.プラグを抜く時はコード部分を引っ張らない。
(電線が切れて発熱し火災の原因となります。)