狭いリビングに、多くの家具やものが置いてある家は多いと思います。住宅事情などで仕方のないことですが、火のまわりに燃えやすい物を置かないなど、ポイントを押さえておけば、防火対策は十分出来ます。
じゅうたん・カーテン
じゅうたん、カーテン、ブラインドは、もし火がついても、燃え広がりにくい防炎製品を使用しましょう。
防炎カーテン(左)と非防炎カーテン(右)に同時着火
着火後1分経過。左の防炎カーテンにはほとんど火が出ていません。
電気コード・コンセント・プラグ
1.タコ足配線は絶対にしない。
2.見えない場所のコンセントも定期的に掃除をする。ホコリが溜まり発熱し火災の原因となります。
3.普段使用しない電気製品のコンセントは抜いておく。
4.コードを束ねて使わない。コードを束ねた状態で使用すると発熱して火災の原因となります。
5.コードの上に重い物をのせない。重い物が乗っていると発熱して火災の原因となります。
6.プラグを抜く時はコード部分を引っ張らない。電線が切れて発熱し火災の原因となります。
仏壇のローソク
1.ローソク立てにしっかりとローソクを差し込み、転倒しないようにする。
2.カーテンが風で揺れてローソクにあたらないようにする。
(揺れたカーテンが火のついたローソクを倒し、火災になることがあります。)
3.座布団や祭壇マットなどは防炎製品を使用する。
ストーブ
1.カーテンや家具から離して使う。
2.洗濯物はストーブの上に干したり、近くで乾かしたりしない。
3.紙類などの燃えやすい物を近くに置かない。
4.スプレー缶等の高温になると危険なものを近くに置かない。
5.給油は、必ず火を消してから行う。
6.外出時や部屋に誰もいない時は必ず火を消す。
7.ストーブをつけたまま寝ない。
8.暖房シーズンの前には、ストーブが故障していないか点検をする。
9.ストーブをしまう時は、残った灯油を抜き取り、電池をはずして保管する。
10.「対震自動消火装置」や「過熱防止装置」のついた、安全暖房器具を使用する。